2015年12月27日

心にとどめたい言葉

最近読んだ本のなかから
まずは、浅田次郎著「赤猫異聞」
314ページ「… それぞれがおのれの職分を果たす。そのためには、配下に余分な苦労をさせてはなりませぬ。
…昔のお役所と申すのは。軍隊みたように下へ下へと仕事を申し送りせませなんだ。それでは何かまちがいが起きたとき、誰を責めたらよいかわからなくなるゆえ、おのれのなすべき仕事を配下に任せはしなかったのです。…」
時代は明治元年暮。だからこの昔というのは江戸時代をさす。明治になって西洋流の官僚制度を取り入れたことによって責任の所在があいまいになったことへの皮肉かな? 現代なんか誰も責任を取ることがなくなったね〜 福島原発問題、安保、沖縄、山積みの問題は次から次へと先送り。なんだかな〜

次は 木内鶴彦著「生き方は星空が教えてくれる」2003年4月発行
一度読んでしまいこんでいた本を改めて読み直したら、示唆に富む言葉たくさんあり、その中からひとつ
「みなさんは「光害」という言葉をご存知でしょうか。これは一晩中消えることのない街のネオンや照明、大気汚染や気象条件の変化などによって作り出された「明るい夜」がもたらす害のことです」
「昼間は明るく、夜は暗く、これが自然のリズムです。植物は、中略 それが一晩中人工的な明かりにさらされているため、ストレスを感じ弱ってきているのです」
「光害は、経済至上主義社会が生み出したものです。というのは、光害の大きな原因となっているのが原子力発電だからです。…原子力発電は生産量をコントロールすることができない… 電気があまり使われない真夜中でも昼間と同量の電気を発電しつづけなければならないのです。 … 深夜の電気使用量拡大策として考えられたのが、都市や観光地の「ライトアップキャンペーン」でした。…」
クリスマスのシーズンきれいでしたね。でもきれいな裏側にはこんな話も隠されていたのです。

九州電力が川内発電所の免震棟を新基準にそって建てる約束で、再稼動したにもかかわらず、建てないことにしたと今朝のニュースは伝えています。
きれいきれいと浮かれている私たちも、責任を取らないお仲間なのかもね。恥ずかしいことです。
posted by おばー at 14:55| 茨城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | お勧めの本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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